靖江日语-イソップ寓話-恋するライオンと農夫

 ライオンが、ある農夫の娘に恋をして結婚を申し込みました。しかし、農夫は娘を猛獣にやる決心も、ライオンが恐ろしいので断わることもできず、一時しのぎに次のように答えました。 「私は、あなたが娘の夫にふさわしいと思っていますが、娘はそのするどい歯と爪をこわがっているので、歯を抜き爪を切るのでなければ、娘を嫁にやることはできません」 娘に心を奪われていたライオンは、すぐにこの申し出を受け入れました。歯と爪がなくなると、農夫はライオンをすっかりバカにして、ライオンがやって来ると棒でなぐって追い出してしまいました。 【教訓】 自分の優れたところを大切にしなくてはならないのに、他人の言葉を信じて自分の利点を捨ててかえりみない者は、やがて軽蔑される。